今回は、「医療環境管理士の資格 清掃員に需要はあるか?」というお話しです。
前回の記事で、無事に「医療環境管理士の資格」を取得できたことをお伝えしました。
参照
https://kankyou-kanri.com/2018/04/19/kenteigoukakugo/
正直、「資格を取ったはいいけど、(僕にとって)需要あるのかな?」と感じていました。
その辺も踏まえて、お伝えして行きます。
資格取得のそのあとは?
無事に「医療環境管理士」の資格を取得しても、そのあとはどうするの?
そんな疑問を持たれたと思います。
医者や看護師ならば、ICD、ICNとして、また、薬剤師、栄養士なども、それぞれ「感染対策委員会(ICT)」で活躍することができます。
しかし、「清掃業者・ビルメンテナンス」はどうでしょうか?
少なくとも、僕の場合は、ICTに加わることもなく、いやそれどころか、会社の管理職の方々に報告しても「すごいじゃん」でおわりです。どんな会社だ・・。
病院にとっては「感染対策」は、切っても切れない「必要不可欠なもの」だと思います。その「必要不可欠なもの」を扱う資格を取得した従業員がいたら、病院側にアピールするのが当然です。
僕が上司なら、「うちの従業員が、感染対策の資格を取得しました。お役に立てることがありましたらお申し付けください。」
こんな感じで「施設担当」に報告し「ICT」に伝えてもらいます。あるいは、直接ICTに知らせるのもありでしょう。
残念ながら、資格を取得した今現在も、とくに感染対策に関わることもなく、以前と同じ業務につとめています。
ただ、感染管理ナース(ICN)には、「すごいじゃないですか!」と称賛されました。
業務上、二言三言話すことはありましたが、それほど親しい間柄ではありませんでした。しかし、僕が資格を取ったことを知ってからは、「以前よりは」話すことが多くなりました。
なによりも、「難しい資格を取れた」ことが自信につながりました。
それが唯一資格をとって良かったと思うことでしょうか。
清掃員が資格を取っても、需要はないのか?
決して、そんなことはありません。
今まで勉強してきたことは、普段の業務に活かせばいいだけです。
例えば、感染病室清掃の際には、エプロンや手袋などの「防護具」を着用します。
「感染対策」というやつです。
うちも清掃スタッフのほとんどが、ルールに従っています。
でもそれは、決まりだからやってるだけの人がほとんどです。
もちろん、それはそれで問題はありません。
だけど、「医療環境管理士」の資格を持っていれば、「防護具着用の理由」も明確にわかります。
「決まりだからやってるだけ」の人と「防護具着用の理由がわかっている」人。
目的は同じでも意識が違います。
「決まりだからやってるだけ」の人は、人目がないと「(感染対策を)省きます」。
しかし、資格をもっている人(この場合は僕です)は、人目があるなし関係なく、ちゃんと「対策」をします。
ちゃんとやる人は信用されます。しかし、手抜きをする人は信用されません。
職員さんは、見てないようでちゃんと見ています。
資格を持っていれば、ちゃんとやる(やろうとする)ので、自然に信用されるようになります。なので、清掃員でも、自分の業務に充分活かせます。
まとめ
今回は、「医療環境管理士資格取得後」について、お伝えしました。
医者や看護師ならば、ICD、ICNとして、また、薬剤師、栄養士なども感染対策委員会(ICT)」で活躍することができます。
しかし、清掃員が感染対策委員会(ICT)」で活躍するのは、難しいと感じました。
まあ、自分の主観もあるし、働いている環境によって変わってくると思うので、ひとまとめには結論は出せませんが・・。
本気で「感染管理」の仕事をするのならば、もっと強くアピールするか、清掃員を辞めて、病院の「職員」として働くのが賢明かもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。